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CloneZilla

CloneZilla

CloneZillaは超使いやすいフリーのディスクイメージング・クローニングツールです。
ここね

非VLM

CloneZillaは当然のようにLVM2に対応してます。
バックアップ元ホストがVLMを利用していない古いサーバーの場合、 そのままディスクイメージバックアップを実行すると、LVM関連のエラーが表示される場合があります。

cp: cannot stat `/tmp/vgcfg_tmp.pCe9Rr': No such file or directory
Checking if the VG config was saved correctly...
~.conf NOT created! Not volume group of LVM was saved!
プログラム中断!!!

当初はプログラムのバグなのか?とか悩んで、スクリプトを追いかけていましたが ちゃんと記述されている様子でした。
これ、原因はSWAPパーティションにありました。
パーティションID番号を元に選択しているようなのですが、Linux SWAPパーティションID82番が来ると LVMが疲れわれていると認識してVLM周りの設定バックアップが走るようです。 結果、そんな情報は取れないのでエラーとなり、バックアップが中断されます。

回避するには、スワップパーティション以外のパーティションをバックアップ対象として選択することです。

リストアする場合は、パーティション毎になるので事前にリストア先HDDにはパーティションを 作成しておく必要があります。
そんな場合にも、sfdiskやpartd用の設定ファイルがバックアップされているので楽に設定できるはずです。

バージョン2では上記問題は解決されていました。

sfdisk

/dev/sdaのパーティション情報一覧表示

sfdisk -d /dev/sda

/dev/sdaにパーティション設定

cat sda.sf | sfdisk /dev/sda
sda.cfはsfdisk -dで取得した情報のファイル

Disk 2 Disk

Disk To Diskでbootパーティションがext4の場合、2.0.1-5ではエラーとなります。 2.0.1-15では回避されていました。

パーティションコピー

ネットワーク越しにパーティションやディスクをコピーすることができます。

コピー元となるホストでCloneZillaを起動して device-deviceを選択します

  • ローカルディスク→ローカルディスク
  • ローカルディスク→リモートディスク
  • ローカルパーティション→ローカルパーティション
  • ローカルパーティション→リモートパーティション

これができます

リモート側はCloneZillaを立ち上げて、コマンドプロンプトコンソールに入り コマンド実行します

sudo su -
ocs-live-netcfg
ocs-onthefly -s [SourceIP] -t [Target Partition]
このTarget Patitonは自分側のディスク/パーティション名です。

メニューに戻る

あるバージョンから、常にちゃんとメニューに戻れるようになりました。
コマンドプロンプトモードからもexitとすることでメニューに戻ります。

超便利!!

USB Boot

USBメモリから起動できます。
セットアップ方法は至って簡単。Windows上での作り方

  1. zipをダウンロード
  2. 解凍
  3. 解凍したファイル群をそのままUSBメモリにコピー
  4. コマンドプロンプトを開く
  5. USBメモリのutils\win32ディレクトリを開く
  6. makeboot.batを実行する

たったこれだけ。ww
このバッチファイルは起動したカレントドライブのMBRを起動できるように書き換えるので カレントドライブがWindowsの起動ドライブとかだったら悲惨な目にあうことがあるので その点を注意すること。

PXE Boot

PXEサーバにセットアップできます。
セットアップ方法は至って簡単。ww

  1. zipをダウンロード
  2. 解凍
  3. 解凍したファイル群のliveの下にあるファイルをPXEの流儀に従いコピー

vmlinuz

  initrd.img
  filesystem.squashfs
- 起動設定を追加(下記に記述)

PXEの起動設定に以下を追加

label 999
 MENU LABEL 999. CloneZilla
 kernel CloneZilla/vmlinuz
 append initrd=CloneZilla/initrd.img boot=live config noswap edd=on nomodeset ocs_live_run="ocs-live-general"
        ocs_live_extra_param="" ocs_live_batch="no" vga=785 nosplash i915.blacklist=yes radeonhd.blacklist=yes
        nouveau.blacklist=yes vmwgfx.blacklist=yes ocs_lang="ja_JP.UTF-8" ocs_live_keymap="NONE"
        fetch=tftp://[tftp server IP]/CloneZilla/filesystem.squashfs
これで、vga(640×480)の日本語モードで起動するはず

vga size
785 640×480
788 800×600
791 1024×768